みずうみ

みずうみの入江に立てば波がつぶやく…
“ここにはもう少女の頃のきみはいない”と

風に舞って水におちた白い帽子
ぬれた服をしぼってくれた
やさしい夏

会いたいのは あなたよりも
そばかす気にしてた日の私…

少年は鳥になれずに大人になって
わたしは水鏡の中わたしをさがす…

誰にもただ1度だけの夏があるの
それは恋と気づかないで恋した夏
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