雪解け

春の風に 背中押されるように
あなたに出逢って
夏の雲を 肩寄せ見つめながら
くちづけかわしたの

光る季節 ぬくもりを待ってた
水のように流れて
あなたの腕のなか そっとたどりつく
夢のかけら抱いて

秋の雨が ささいなすれ違いを
せつなく濡らして
冬の闇に かじかんだ指先が
あなたを見失う

揺れる季節 この胸の隙間に
痛みだけがこぼれる
永遠の恋など どこにもないよと
無理に微笑うたびに

めぐる季節 心に降り積もる
雪も解ける いつしか
想い出の海へと はこばれてゆくの
次の愛を捜して 次の愛を捜して
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