La rouge fleur

ひと目につかず咲くその花は
罪の中 紅に 煌めいて

そんな 笑顔で眠るから
胸の痛み 忘れてしまう
そっと 絡めあった指先を
切なさばかりが行き交った

愛しく 苦しくて
帰るべき場所に嘘をつき
何度も あやまちの渦へ
Rose is blooming

見つめ合う瞳に揺らめいた
寂しげな 欲望に 気付いてしまう
あの日 重ねた胸に咲き乱れた
この想いに 終わりは 見えなくて
今はただ 朝陽を 怖れた

もっと 早く逢えてたらと
抱きしめ合う強さで語る
ずっと 街が目を覚ましても
このまま 溶け合っていられたら

未来を 誓えずに
けれどただ一人浮かべては
消えない 穢れを嘆いて
Rose is burning

君とだけ世界は輝いて
閉じ込めた 言葉も 溢れてしまう
細い背中向け肩を震わせた
君にただ 何にも 言えなくて
その瞼 涙に キスをした

ひと目につかず咲くその花は
燃え盛り どうして 枯れることなく
決して 愛と呼べないままでもいい
罪という 絆で 構わない
もう少し 二人で ゆきたい

やがて来る 終焉の時まで
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