涙猫 feat. 初音ミク

涙猫はいつも夢見ていた、凍えようが掴むべき星を。
すべて賭しても彼は惧れさえもなく手を伸ばすの、変わらず集う「君たち」に。
僕は、過去の僕の粛清を自身に求める。
しかし、雪上のこと(しかも、雪は降り止んでしまった)足跡は残る。
言葉と共に。
生理食塩水が君を蔽う、僕はまぶしく見つめるだけで。
とめどなく溢れるは、あなたが存在してくれているから。
鬼は、歌の量の概算を自身に求める。
しかし、泥土のこと(しかも、泥は硬くなってしまった)映像は残る。
歌詞を供に。
看ずに猫を誘う、彼はまぶしく見つめるだけで、壊れそうで離せない自信。
術をなくしつ彼は惧れのみ持ちて手を伸ばすの。
それでいい。怖いのなら、目を瞑って手を伸ばせばいい。
一番怖いのは、手足を自ら切断してしまうことだ。
いつでも、猫は傍にいるよ。何もしないけれど、
一緒にすべての感情を感じてくれるんだ。君にも僕にも。
生理食塩水が君を蔽う、僕はまぶしく見つめるだけで。
とめどなく溢れるは、僕が守るべき存在。
涙猫は怯え隠れるだけ、壊れそうで離せない自信。
術をなくしつ彼は惧れのみ持ちて手を伸ばすの。
己の才覚に限界を感じている人はいつも夢見ていた、
凍えようが掴むべき星を。
すべて賭しても彼は惧れさえもなく手を伸ばすの、いつかは。必ず。
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