女の階級

君に捧げた 純情(まごころ)の
愛が女の 命なら
弱い涙は 今日かぎり
捨てて荊刺(いばら)の 径を行く

こころ砕けど ままならぬ
辛い浮世の 小夜嵐(さよあらし)
愛の船路(ふなじ)を 祈るごと
星もまたたく この夕べ

君を信濃の 高原に
涙かくして 見送れば
靡(なび)く煙りも 一すじに
燃えて火をはく 浅間山
×