リアウインドゥのパームツリー

皮のジャケット着こんで とりとめない話にピリオド
ふたり車をおりたら 朝もやにしずむ渚
好きだけれど 愛してない
ふたりが今離れてゆくこと
思い出の この海も
止められなかったね

のぼる朝陽を見てたら 家に帰る勇気が出て来た
スモール・ライトで抜ける ゆるやかな入江のカーブ
恋人から 友達へのけじめをつけるように あなたが
錆ついたバス停で 降りると指さすの
ちがう径 もうあなた 歩き出してるのね

好きだけれど 愛してない
ふたりが今離れてゆくこと
思い出の この海も
止められなかったね
ふり向けばにじんでるリアウインドゥのパームツリー
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