高梁慕情

おぼろ月夜の 桜(はな)咲く頃は
想い出します 故郷(ふるさと)を
別れの駅で ちぎれるように
手を振る母が 夜空に揺れる
帰りたい…なつかしい
あぁ 備中高梁(びっちゅうたかはし) 愛しい 心の町よ

友と遊んだ 高梁川(たかはしがわ)よ
光る川面に 跳(は)ねる鮎
はるかな天神山(やま)と 松山城よ
幼い頃が 浮んできます
あの笑顔…なつかしい
あぁ 備中高梁 愛しい 心の町よ

『命ひとすじ 生きてゆくのよ』
母の言葉が 道標(みちしるべ)
くじけちゃ駄目と 励ますような
神楽太鼓(かぐらだいこ)が 聞こえてきます
帰りたい…なつかしい
あぁ 備中高梁 愛しい 心の町よ
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