SCRAMBLE

まるでブレーカーが落ちたみたいに動けなくなった
あのときに なにが消えた

命を誘う光の前に立っても
埃ひとつも降り注いでこなかった

心この体もどこもすべてが 隙間だらけだった

忘れない そんなふうに強く誓ったことも
いつかまた 折りたたんでる

痛みさえ 眠るように薄く霞がかってる
だけど今日は やけに泣きたくて やけに…

すぐそばにある 遠い日のできごと
不意に 灯りともる

言葉にできないくらい 混ざりあったものが
約束のように 決まっていたことのように

やがて新しい そして新しい淵へのスクランブル

目の前のコマをつまんで強く回してみた
指先の空に浮かぶ

孤独より寂しいだけの ひとりの今がいい
だけど今日は

新しい淵へのスクランブル

目の前のコマをつまんで強く回してみた
指先の空に浮かぶ

孤独より寂しいだけの ひとりの今がいい
だけど今日は やけに泣きたくて やけに…
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