バーボン・ダブルで…(哀愁のジャズ・シンガー)

ありふれた夜の ありふれた酒場
古い恋歌 けだるく ためいきのトランペット(ペット)
ひとごとのように クールな顔して
つらい過去(むかし)を隠して 今夜も歌う

哀愁の ジャズシンガー
ひとは 誰も そう呼ぶわ
愛も 恋も 夢も 捨て
気楽な ふりして

この次の 出番まで
バーボン ダブルで…

恋をした数で 上手くなるのなら
あたし誰にも負けない ラブソング歌う
薔薇の花束が 贈られてきても
男なんかはいらない 強がりじゃないわ

哀愁の ジャズシンガー
胸に 秘めた この想い
あんた だけに 真実を
そろそろ 言おうか

照れくさい 話だから
バーボン ダブルで…

哀愁の ジャズシンガー
それは きっと やせがまん
あんただから 言えるのさ
こころが 溶けてく

酔いどれて 眠るまで
バーボン ダブルで…
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