東京赤とんぼ

追われるように ふるさとを
離れて 東京 浅草ぐらし
空に聳(そび)える スカイツリーに
負けないように 励ましあって
姉さんと 妹と 肩寄せながら
涙でかぞえる 東京赤とんぼ

やさしい町に 背をおされ
明るく 笑顔で くらしていても
二人やっぱり 思い出すのは
祝いの酒と 祭りの太鼓
父さんが うたってた 十八番(おはこ)の歌が
聞こえてくるのよ 東京赤とんぼ

流れる雲も 北を向く
生まれて 育った あの山川よ
みんなこころは ふるさと恋し
お盆が来たら 会えるのかしら
帰りたい 帰れない あの空遠い
涙でかぞえる 東京赤とんぼ
×