霧と繭

そこに水をやる
断末魔の闇かわるがわる憂き世の世界
我が名は白い夢 染まれ

消滅

愛故に知るもよし
見えなくなる程、密接に歩みだす肌

生け花に脚

君は観たはずだ 忘れようのない様々な夢跡
ドクバクバク脈よ踊れ、死ぬまで…
もっと可憐に手も添え
口角を上げ

そう、ただただ堕ちて行け

はみ出たその首が…「理想」

鼓膜を飲む
眼を合わせろ、ひたすら
静まり返る描写は
悉く裏切り続ける俺と

全て覆い尽くす空白へ閉じ籠もり
これが幸福だよ、と右手でさよなら

何もかもが想像以上に腐敗臭とEGOの塊
一時の喜びさえ一輪の華の如く

鼓膜を飲む
眼を合わせろ、ひたすら
静まり返る描写は
悉く裏切り続ける君は…
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