日暮れの駅で

日暮れの駅で ふと逢った
昔命を かけた君
お元気ですかと なにげなく
聞いたつもりの 涙声
どうせ帰らぬ 夢なのに

あきらめ切れず 捨て切れず
思い悩んだ ひと昔
しばらくでしたと さりげなく
君が言葉の やるせなさ
どうせ帰らぬ 夢なのに

あそこの店も この道も
みんな昔の ままなのに
お幸せにと 別れゆく
君は昔の 君じゃなし
胸に切ない 日が落ちる
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