LIGHT

白い息を飲み込んで
そっと手を伸ばした
何かを言葉にしたなら
君まで失いそう
会いたいを両手に隠したまま
降り出した 粉雪

この街の目印だった
灯台の明かり
傾き始めてたのは
知り過ぎてしまったから
行かないで 振り向いてなんて
言えるはずも無くて

いつか立ち止まっても
私はまだここに居るよ

今、照らすよ 君の心に
真っ暗闇 手探りしたって良い
今、照らすよ 君に向かって
一人泣き明かす夜がないように
ねぇここに居るから

向かい風に瞼閉じ
君を見失ってから
どれ位の時間がふたりを遠ざけたかな
雪化粧してる街路樹 見上げて
よみがえる はしゃぐ笑顔

いつかと同じままで
君もまだそこに居るんでしょ?

今、照らして 君の場所から
触れてみたいよ どんなことだって
今なら言えるの 抱きしめてたいよ
君の凍えた手ももう離さない
ねぇここに居させて

ねぇここに居させて
×