夜行列車

頬を打つほど あなたは変わっても
ついてゆく気の私だけれど
そうよスーツの口紅かくす
そんなあなたが許せないのよ
夜行列車で旅にゆかせて
素直な心で 又もどってくるから

愛はうぬぼれ それともさげすみ
迷いこんだら 哀しい道ね
どうぞ四五日さがさないでね
少し身体を休めてくるわ
夜行列車の窓のガラスに
あなたの横顔 ふと浮かんで消えたわ

いつも 女は明日に賭けてる
だからあなたが必要なのよ
季節はずれの渚に立って
海の暗さに おびえる私
夜行列車で家に帰る日
迎えてほしいの そう両手をひろげて
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