大安吉日

なみだこらえてる 私の身代りに
雨の庭先 桜がこぼれます
すきなひとを あきらめて
嫁ぐかなしみなど
誰も知らずほめてくれる 花嫁姿
どこでみているの この世に私だけ
ひとり残して 残して行ったひと

きっと倖せを つかんでおくれよと
裾の乱れを なおしてくれる母
丸くなった その背中
見れば何もいえず
鏡の中むりにつくる 別れの笑顔
どこでみているの この世に私だけ
ひとり残して 残して行ったひと
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