彼岸花

彼岸花あかあか ゆれている道を
ふたりして来たのよ 花束をさげて
今はない父と母 眠ってるお墓に
告げるのよ
「このひとに 嫁いでゆきます」と
幸せな私に ひと目見せたくて
はるばると帰ってきたのよ ふるさとへ

鰯雲ながれる 北国の青空
おさえても溢れる 幸せのなみだ
今はない父と母 眠ってるお墓に
父さんの好きだった お酒をかけながら
「幸せにします」と 手を合わすあなた
彼岸花 真っ赤に燃えてる昼下がり
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