グッバイ・サマー

少し肌寒い風
海をすべってゆく船の灯り
たわむれにあなたが投げた
石が白く波をはねる
広い背中めがけて 涙を投げてみたい
あなたに会えた夏が遠くなる
淋しさ抱いてグッバイ・サマー

貝をひろいあつめて
砂にハートの絵を一人かいた
目を閉じて夏のにぎわい
夜を渡る風に聞いた
背中向けているから 静かにきえていいわ
あなたに会えた夏にさようなら
ぬくもり抱いてグッバイ・サマー

夜は波をただよい
涙は思い出をさすらうのよ
初めての恋だったのに
夢のようにさめてゆくのね
明日はまた 明るい私にもどりたいの
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