千曲川恋歌
まだあげ初めし前髪の
前にさしたる花櫛恋し
こぶしの花に色ゆずり
春雪解けの瑠璃しずく
初恋集め旅立つごとく
りんご畑を輝き染めて
清(さや)けき流れの 千曲川
夏陽(なつび)に焦げる石垣を
慰めるのか通り雨
想い叶わぬ恋捨てにきた
遊子(ゆうし)悲しむ古城のほとり
やさしく流れる 千曲川
河鹿(かじか)の鳴声(こえ)も寂しげに
秋の涙か小夜時雨(さよしぐれ)
ひと目忍んでせせらぎの宿
恋の行方を占う笹舟(ふね)は
何処(いずこ)へ流れる 千曲川
前にさしたる花櫛恋し
こぶしの花に色ゆずり
春雪解けの瑠璃しずく
初恋集め旅立つごとく
りんご畑を輝き染めて
清(さや)けき流れの 千曲川
夏陽(なつび)に焦げる石垣を
慰めるのか通り雨
想い叶わぬ恋捨てにきた
遊子(ゆうし)悲しむ古城のほとり
やさしく流れる 千曲川
河鹿(かじか)の鳴声(こえ)も寂しげに
秋の涙か小夜時雨(さよしぐれ)
ひと目忍んでせせらぎの宿
恋の行方を占う笹舟(ふね)は
何処(いずこ)へ流れる 千曲川