雨情話

雨がふる日は こころが濡れて
浮世小路の 灯も濡れる
あなた好きよと お酒に酔って
肩にすがって 抱かれた夜の
しあわせ駆け足 女のなみだ雨

わたしひとりの あなたにしたい
それは悲しい 夢でした
つらい思いを させるといって
抱いて泣かせた おとこの嘘が
いまさら恋しい 女のなみだ雨

ひとり夜更けの 雨音きいて
酔えばあなたが 欲しくなる
雨よ返して ふたりの夜を
つかむそばから こぼれて消える
しあわせつかのま 女のなみだ雨
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