ふるさとにて

こうして このまま 地平の果てまでも
ペダルを踏みしめ 走り続けたい

さらさらと流れていく 川面を撫でる
まだ早い春の風が 吹きぬけている

ひたすら やさしく包む ふるさとにて
あの日の私に今 会える気がして

時間に追われる 日々に紛れながら
失くしているもの それは何だろう

何気ない友の声や 変わらぬ匂い
ふと触れてみたくなった 泣きたい位

ひたすら はるかに包む ふるさとにて
あの日の私に今 会える気がして

変わりゆくものと 今も変わらないもの
あるがまま すべてそこに 受けとめている

ひたすら やさしく包む ふるさとにて
あの日の私たちに会える気がして
あの日の私たちに会える気がして
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