かもめの子守歌

水平線に 半分浮かぶ
夕陽の色が 涙でにじむ
わたしの恋も 夕陽のように
燃え尽きやがて 沈んでゆくの
かもめよカモメ 死んだりしない
残った未練 波間に捨てて
あきらめたいの 夜明けの前に

引き潮ならば また満ちるけど
真夏の夢は 戻りはしない
おもいで乗せた 貝殻流し
さみしい過去に さよならしたい
かもめよカモメ おしえてほしい
愛したひとを 忘れるすべは
泣くしかないの おまえのように

迎えてくれる 港があって
旅立つ船は 幸せですね
やさしい海よ あなたのおかげ
悩みは薄れ 迷いも消えた
かもめよカモメ 心配ないわ
ねぐらにどうぞ お帰りなさい
わたしも行くわ 明日に向かい
わたしも行くわ 明日に向かい…
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