十六夜日記

三年前の今日の日を
十六夜日記につけてます
まちのはずれの停車場で
思い出残して去ったあなた

ペアルックのセーターが
いまでも壁にかかっています
一人でともす窓の灯と
季節わすれたカレンダー

あなたの訳したラブソング
字あまり無理やり歌ったわ
調子はずれのハーモニー
歌って笑いころげたね

どちらか無理をしてたのね
きっとあなたのほうでしょう
素直な自分になれたから
あなたの町を訪ねます

三年前の今日の日を
十六夜日記につけてます
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