朝なのに黄昏 -33才-

手鏡を合せて 見つけたほくろ
ピンクのアイシャドウ 浮ぶ泣きぼくろ

手放しで泣けたら
どんなに楽かしら
隠した涙が つくる星屑
こうして何度も
見送ったけれど
これが最後ね 幻に変るあなた
朝なのに黄昏
靄(もや)のスクリーン 消えてゆく恋
アー 朝なのに黄昏
暗くてなんにも見えないわ

人生を少しは
知り始めてから
愛したのだから 罪は重いわ
流れる時間に
ワインを注いで
想い出の日々を 真紅(くれない)に染める私
朝なのに黄昏
窓のはるか向う 夕闇の空
アー 朝なのに黄昏
二度と戻らない恋人よ
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