北からの手紙

愛しながらも 言いだせず
好かれながらも 気がつかず
別れて 一年 たったのか
水色の封筒の
お前の名前は ひとり身か
逢いに行きたい 飛んで行きたいよ
北のふるさと 坂のある町

他人の幸せ こわすまい
俺が耐えたら いいんだと
あきらめかけてた 男恋
便箋を ひろげれば
愛していますと 書いてある
お前迎えに 飛んで行きたいよ
北のふるさと さびれた波止場

都会ぐらしは つらかろう
いっそ田舎で 生きようか
どこでも いいのさ 二人なら
このあとの人生を
おまかせしますと 言う手紙
逢いに行きたい 抱いてやりたいよ
北のふるさと 海峡こえて
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