ONE

夜明けのバスの窓辺
もたれて瞼閉じてる
流れる匂いだけで景色が判る

あの人のあの場所から初めて一人の旅
優しさに埋もれたら明日が見えなくなる

スピード上げて走る
消えてく月の真下を
遠くに見える夢を追いかけてゆく

本当は悲しいほど誰でも知ってるけど

人は一人きりで 生まれて来る事を
人は一人きりで 帰ってゆく事を
だから淋しくなる だから逢いたくなる
とても愛しくなる とても大事になる

失くした時間だけが永遠になる

あの人の居ない世界 陽射しは何色だろう

人は巡り合って いつか好きになって
時は短すぎて だけど止まれなくて
だから一緒にいた 二人で歩いてた
とても愛しかった とても大事だった
人は一人きりで 始める旅がある
人は一人きりで 見つめる夢がある
だから淋しくなる だから逢いたくなる
とても愛しくなる とても大事になる
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