それでも私は生きている

盃かさねて 泣く夜でも
夜明けを待つなら たえられる
おもたい運命(さだめ)と さしむかい
それもいいじゃないか
だめ すねちゃだめよ
だめよ だめよ だめよ
すねてなにになるのさ
ただひとり生きているうちにゃ
夜もある

指からこぼれた 幸福は
なんどもなんども ひろうもの
おろかな女と いわれても
それもいいじゃないか
だめ すてちゃだめよ
だめよ だめよ だめよ
すててなにになるのさ
このひろい空の下であれば
夢もある

それでも私は 生きている
だれよりなにより 生きている
苦しみばかりの 道づれも
それもいいじゃないか
だめ 死んじゃだめよ
だめよ だめよ だめよ
死んでなにになるのさ
泣くだけでいつもきたけれど
明日がある
×