どしゃぶりの夏

真夏の空を走り抜けたのは
あの夕立と届かない想い

すり切れるまではきなれた靴を
脱ぎ捨てられず泥だらけのまま

明日を手さぐりで
何度も探してた
どしゃぶりの心

数えきれない夢が
胸を焦がして逃げて行く
青空の真ん中を
見上げたままで動けない

夕日が濡れて輝くように
涙の後はきっと笑えるさ

そうつぶやいて そうなぐさめて
ただ眩しさに目をふせていた

仲間と歩いても
死ぬほど淋しくて
どしゃぶりの心

伝えきれない愛が
雨を弾いて流れてく
あの夏の真ん中で
一人で空を見上げてた

数えきれない夢が
胸を焦がして逃げて行く
青空の真ん中を
見上げたままで動けない
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