ながれ舟

生まれながらの 星なのか
俺(おれ)はこの世の ながれ舟
拗(す)ねるつもりは ないけれど
胸の隙間に 風がふく

泥をかぶって 泣いている
かわいお前も ながれ舟
人の情けの つれなさを
幾度怺(こら)えて きたのやら

浮くか沈むか あてのない
どうせふたりは ながれ舟
いっそはぐれた 者どうし
ともに行こうぜ 海のはて
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