あの日のままに

青い空に溶ける 鳩の群れ
小さなカメラで君を撮ったね

就職の記念に 買った服
風が吹く街に 似合っていた

壊れてるRADIO とシャツだけで
ころがりこんだ部屋

覚めることのない夢 信じていた
瞳を閉じて いつも

あんなに心から誰かを
愛したことはきっとなかった
あのとき ふたり 確かに
幸せだけを 抱きしめた

まるで古い手紙 くりかえし
読むような気持ち なぜか消せない

憧れがわずかな 季節だと
知らないままなら よかったのに

どんなふうにいまは 呼ばれてる
好きな君の名前

唇がどれほど 渇いても
忘れられない いつも

傷つくくらいにただ優しく
愛したならばきっとよかった
想い出よりも まぶしい
あの日の君は もういない

あんなに心から誰かを
愛したことはきっとなかった
あの日の君に いまでも
微笑みながら 逢えるなら

あの日のまま 逢えるなら
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