少年は街を出る

朝焼けのこの街を 一人出かけてゆく
片手に荷物をさげ 口笛吹きながら

見知らぬ風に吹かれて 道は遠くつづく
別れの手紙を残し 少年は街を出る

住みなれた街のすみずみ 歩いて別れをつげ
好きだった橋にもたれて 花を一輪なげた

流れる水に流され ゆけるとこまでゆけ
広い海に出たなら 船をこぎ出すのだ

船をこげ 船をこげ 朝焼けの海へ
僕の涙のしずく 海に帰しておくれ
船をこげ 船をこげ 朝焼けの海へ
ラララ………
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