恋人

あなた たずねた窓辺にうつる
ふたり 肩よせあう影
そうよ あの彼女(ひと)は
あなた とうに切れたはずの 恋人
みじめさに くちびるかんで
雨の中 立ちつくす
扉をたたいても もうおそい
こんなつらい 恋の終り あるなんて

しろい カーテンかすかにゆれる
ふたり 抱きしめあう影
うでの 花束を
そっと 窓においたままで 帰るの
さむざむと 冷えたこころに
なぜあつい この涙
想い出かぞえても もうむだね
こんなつらい 恋の終り あるなんて
こんなつらい 恋の終り あるなんて
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