眩しい光

その時景色は紅色に染まって
チェーンのはずれた自転車追いかけた
あわせ鏡で映る麦わら帽子の
紫色した少女が ボタンからのぞいたよ
あの娘を好きだと言っても
少年の言葉 誰も信じない
夕暮れの丘に少年がひとり 夕暮れの丘に眩しい光

夕立ちしとしとのうたた寝の季節です
見飽きた校舎や鳥居を横切った
無表情なお面
狐の嫁入りでみんなが待ってるなどと
嘘つかれたのです
あの娘を好きだと言っても
少年の言葉 誰も信じない
彼女だけが知っている本当の事は
彼女だけが知っている本当の世界
夕暮れの丘に少年がひとり 夕暮れの丘に眩しい光
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