Sequel to the Story / 話の続き

ラジオの天気予報では
雨降りではない模様
ねぇ それならば
少し遠くまで行こう

急行電車は見送ってさ
当てはないけど 旅に出ようか
ねぇ いいでしょう

些細な言葉でも
読み違いがあったよ
ねぇ それならば
もう一度 話をしよう

駅前の寂びた喫茶店でさ
温くなった珈琲を
無駄にかき混ぜたりして

映画のエンドロールの先に何が待つだろう
そんな他愛のないおしゃべりを続けようか
飽きるまで それだけでいいよ

秋の鈍い日差しが皮膚を刺す
ビルを抜けて肌寒い風が夏を追い越して
僕らは黙り込んだ

今日のことは忘れられないだろう
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