旅路

あのひとは 今はもう
名前も変り しあわせに
訪ねることも ためらわれ
噂を聞いて 遠ざかる

この旅は いつ終わる
悲しみだけを 道づれの
愛するひとの 一人さえ
この手に抱いて やれなくて

ふるさとは いつの日も
見つめるだけの ほろ苦さ
旅路の宿で 酒をくみ
一人で思い 眠るだけ
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