津軽の舟唄

風が 風があばれる 吹雪になるか
海猫(ごめ)が時化(しけ)だと さわいでる
十三(とさ)の湊は 恋港
せめて釣ろうか あの娘(こ)を陸(おか)で
おとこ追分 岩木山
惚れて冬越す エンヤコラサノ エンヤラセ

首に 首に手拭 巻きつけながら
沖の向こうに 手をあわす
恋の水揚げ 神だのみ
あの娘(こ)内気な とべないカモメ
こころ深浦 五所川原
波は片恋 エンヤコラサノ エンヤラセ

露地を 露地を曲がれば いつもの酒場
ひとりカラオケ 唄いきる
惚れたあの娘(こ)を 横目にヨ
飲めばやんちゃな 止まり木おやじ
夢は三厩(みんまや) 中泊
遠い春まつ エンヤコラサノ エンヤラセ
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