冬悲行

波に飛んでる鴎(かもめ)には
連れがどこかにいるのでしょうか
独り来た 誰も知らない 波止場町
女ひとりの 淋しさを
どこに捨てたら いいのやら
幸せ探す 冬悲行(とうひこう)

泣いた昨日の悲しみを
忘れました口先ばかり
船を下り 汽車に乗りつぐ 汽笛町
冬の後から くる春に
どうか いい人 見つけてと
幸せ願う 冬悲行

愛がこの世の花ならば
好きで寄り添う笑顔が欲しい
明日の日を 波と呼びたい 日暮れ町
夢を求めて めぐり逢い
燃える命を 結びたい
幸せいづこ 冬悲行
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