tugumi

早くもっと大人になりたい
ありふれた毎日の中で
口癖のように言ってたね
いつも通る帰り道

終わりなんてないと思ってた
一瞬の光の中突然
鳴り出した電話が告げた
ありがとうとか
さよならさえも言えないままに

今この声が聞こえるなら
君のもとへと届くものなら
幸せだったと もう1度だけ笑って
光をつむいで

泣かないで どんなときでも
写真の中でピースサイン
分かってるよ 誰のせいでもない
暗い海の底 溢れる雫は
泡になって溶けた

もしこの声が聞こえたなら
ねぇこの手で君を守れたとしたら
記憶の中で問いかけるだけ答えて
光をつむいで 星になれ

幾千のときを
超えて巡りゆく贈り物
君は悲しいほど綺麗で
少し微笑んで 旅立った

愛する人よ そばにいるよ
揺れる灯火 永遠に生きてる
今この声が届くようにずっと
微かなぬくもり 胸に抱いて
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