マリーのコーヒーカップ

雨に濡れたサンシャイン
恋はまるで
うつろな朝の あくびのよう

久しぶりの日曜日なのに
どこにも出かける気もしないなんて
君らしくない

きっと僕等はいつの日も
世界と回り続けてる
涙こらえて口笛ふいて
陽の当たる表通りを
清らかに歩いてく
街はにぎやか
ねえマリー
君はきれいさ

映画の中の
ヒロインみたいに
はげしい恋じゃないけれど

ありふれた かなしみになかに のぞいた
輝きは見せかけじゃない
君のすべてさ

ときどき僕等の足並みは
世界をはみだしてしまう
ひとりぼっちもたまにはいいね
陽の当たる表通りを
清らかに歩いてく
ちいさな勇気を
ねえマリー
知ってるはずさ

不機嫌なうわさばなしにあふれる
街の風を束ねて
きみとはしゃいでいたいな

きっと僕等はいつの日も
世界と回り続けてる
朝露(あさつゆ)の夢に揺られながら
陽の当たる表通りを
清らかに歩いてく
街はうららか
ねえマリー
君はステキさ
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