Arrive

明日の少し前 静寂の波に揺れる
いつか離れていく 心見つめて

繰り返すレールの上で
今日も過ぎてゆくけれど
ポケットの中まだ夢を
握りしめたまま

聞こえるんだ ぼくを呼んでる
きみが待ってる未来は
そしてきっと きみが笑ってくれる
それだけでいいよ

願いを込めて 歩き続ける
もう少しさ きみに届くよ

足下をくすぐる波
夜明けの地図 なぞる指先
眠らない夢には不安も浮かんで

ため息に追われるように
日々は溶けてゆくけれど
ガラスの向こうで待つはずの
きみに会えるから

聞こえるんだ きみが待ってる
ぼくが描く未来を
そこできっと 笑っていられる
それだけでいいよ

想いがそこに 溢れるように
いつの日にか応えられそうさ

いつかぼくがきみの心に
触れられるのなら
千切れそうな時計の針でも
繋ぎ止めるだろう

そう叫んで伝えられるなら
ぼくが抱えた想いを
きみにそっと聞いていて欲しい
それだけでいいよ

確かめるように 歩き続けて
あともう少しで きみに届くよ
×