SECRET HANGAR

人影のない鋼の殿舎
技巧に偽装されたテクノロジー
残響する足音 立ち止まる

光の幻影が僕を差し招く
白蜥蜴は跪き「我が王よ」と嘯(うそぶ)く

王家の血を色濃く受け継いだ僕に統治しろと言うのか?
「人でも血族でもない彼は新王には相応しくない」そう仄めかした

喝采を送ろう 僕のこの手で
愛する家族を消すくらいなら
自ら心の臓に杭を打つ

決裂と同時に取り囲む障壁
高エネルギー 人工の太陽が僕を焼き尽くすのか

完全に見えても必ずや死角は存在するはず
ひとつも曇りがないのは王が信じた神だけだと
今はそう思えるから さあ 槍を手にし細瑕(さいか)を突け
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