October

ただ君がそばにいるだけで いつだって素直になれたんだ
君となら手をつないでどこまでも行けた

駅まで続いてる坂道を 息を切らしながら笑ったね
永遠にこんな時が続くと信じて

キンモクセイの香りの中で 君と出会ったあの日のように
真っ白な月が 輝いている

悲しいときは呪文のように 君の名前をくりかえすんだ
あふれる想いを抱きしめながら

10月の風は優しくて そっと僕の髪を撫でてゆく
乾かない涙があるって 初めて知ったよ

薄紅の春 オレンジの夏 セピアの秋と モノクロの冬
すべての季節に君が足りない

悲しいときは呪文のように 君の名前をくりかえすんだ
あふれる想いを抱きしめながら

ねぇ悲しみはどこへゆくの
涙はやがて消えてしまうの
いつか月日は今日を変えてゆく

カシオペア座がにじんで見えた スピードあげて走ってゆこう
あふれる涙を振り切るように
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