校庭の消石灰を これでもかと雨が洗う はら ひら 春咽ぶ
出来るならもう少しだけ 黒板の催眠術で はら ひら うたた寝を

はらり ひらり 出会い 別れ
諭すように笑う色付く街

桜舞えよ 桜散れど この喜びが頬を染めれば
桜舞えよ 桜散れど この一年がきっと咲き薫るでしょう

満開の空を見上げて 思い出すハジメマシテの はら ひら 初心な君
階段に零した涙 本当はお前なんだろ? はら ひら モップ掛けは

はらり ひらり 出会い繋ぐ
大丈夫だと風に歌う花

桜舞えよ 桜散れど この幸せが胸を充たせば
桜舞えよ 桜散れど この一年がきっと咲き薫るでしょう

毎日の暮らしに追われ 繰り返す季節の中で
忘れるな、縁に気付けと桜

桜舞えよ 桜散れど この喜びが頬を染めれば
桜散れど 桜舞えよ あの幸せが胸を充たせば
この毎年が ずっと咲き薫るでしょう
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