影ふみ

わすれる日まで 息が続くように
夢中になれるものが 欲しかった

わすれるために 光を追いかけても
影は深くなって わたしの後を追う

小さい心を ささえるために
ついてくるの?

どうか わたしがわたしでいれるように
尖った痛みをやさしく包みこんで

本当はなにも忘れたくはないから
影ふみ 子供のように遊んでみたい

踏んでも踏んでも 影はついて来る
すべて許して わたしは笑ってみせる
×