お夏狂乱

野中のここは迷い道 遠く薩摩の山なみがみえる
恋人清十郎が死んで 少女お夏がショックで乱れた

「清十郎 殺さば お夏も殺せ」 生きて想いをはせるよりも

お夏狂乱 一途な娘の
お夏狂乱 あわれな恋

「これが運命」と泣きじゃくる娘に 子供たちが無邪気に戯れる
白い野原の秋の夕暮れ 清十郎が地獄で責められる

夜になっても 帰る家もなく 待つ人もいない女(ひと)

お夏狂乱 一途な娘の
お夏狂乱 あわれな恋

お夏狂乱 なれの果て
お夏狂乱 哀愁エンド
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