せかいの車窓から

ドアにしがみついて 慣れた町にさよならする
引きずるのはもうやだよ あの手もふりほどいて
花が咲いてるよ この季節でよかったな
ぼんやりと思いだす 思い出しちゃだめなのに!

あとすこしだけ 我慢して君を忘れよう
落ちついて 無機質な夢をみられるかな

ひとりには慣れないよ 当たり前に君がいて
君のことを考えるのは もう癖になっている
はやく忘れたいよ 遠くへ行かなきゃなぁ
君のいない知らない町 ガタンゴトン走ってゆく!

遠くなるほどに 君が恋しくなるよ
こっそりと涙したよ トンネルの中で

闇を抜ければ まぶしいほどに輝いた
青い海と黄色い花
線路はまだ続く

弾む音はきっと電車の音だけじゃないよ
こんなふうに離れてくの?
離れたい!それなのに!!

もう一度だけ 偶然君に会えたら
いいのになぁ 妄想する 電車の中で
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