まわれ まわれ

あなたねその声は
やさしくかすれてる
乾いた憂鬱に染みていく

確かなことなんて
ひとつもないけれど
同じ色の夢見た朝の
やすらぎに守られて

まわれ まわれ 時間をまきこむ台風
空ごとさらって私をつつんで
息もできない程に

秘かな耳うちを
のこらずのみほして
戸惑ういくつものため息を
すり抜けて抱きしめて

まわれ まわれ 記憶をとりまく太陽
からまる視線で私を焦がして
今を動かさないで

遠ざかる街並みを
もう一度この胸に焼きつける

まわれ まわれ 時間をまきこむ台風
空ごとさらって私をつつんで

まわれ まわれ 記憶をとりまく太陽
からまる視線で焦がして
今すぐ
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