ハリネズミ

どんな ウソをついたって 逢いたいんだ
誰が止めたって 傷ついたって きみに…だから

夕暮れはあかね色 底なしに淋しすぎて
携帯にメールした アイツと今 いるって知ってて

ねぇ きみを好きになって きみを困らせ
もう どうしたらいいかわからないよ

きみのキスが 触れるたび 痛くって
ぼくはうずくまる 孤独なハリネズミ

だけど 抱きたいよ 傷ついたっていいよ
誰が止めたって きみを離せなくて…ずっと

答えなど出ないこと 最初からわかってたよ
雨の日の観覧車 きみも空に 涙逃がしてた

もう きみのいないぼくは ただの抜け殻
ねぇ ぼくに出来ることは もうないの?

きみといると 胸を突き刺すトゲが
なぜか ひとつずつ 抜け落ちて消えてく

どんな形でも きみを好きになった
気持ち それだけは 貫こうと決めた…なのに

愛の夢を 横取りしてかじった
ぼくは最低の 孤独なハリネズミ

みんな敵になる なにもかも失う
そんな恋をした 苦しくて あがいた

だけど 抱きたいよ 傷ついたっていいよ
誰が止めたって きみが好きなんだよ…ずっと
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