夜の向こうへ

気まぐれ ネオンサインの揺らぎ
昨日にサヨナラ出来ないままで
何も終わってなんかいないさ
空を見れば
青い月が浮かんでいて

今 滲む
夜の街 遠くに見えた 家々…
彼方まで 走り抜けて
この夜の向こうへ

今まで当たり前過ぎただけ
人混み紛れて隠れただけで
理由は いらない
仮面を 投げ捨てろ
誰かに 言われてもそれだけ
青い月が闇に溶けて

今 霞む
夜の街 振り向いたら 家々…
車道の影 長く伸びて
追い越して行くよ

動きだしたらもう止まらないのさ
僕は
風のように
軽く
スピードあげながら
行けば
どんな場所も
恐くないと

夜の街 遠くに見えた 家々…
彼方まで 走り抜けて このまま

夜の街 眠らないから 家出
車道の影 僕を乗せて
夜の向こうへ 連れていってくれ
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