嗚呼…風に抱かれて 愛は彼方へと吹く
ふいに仰いだ昊(そら)は眩しすぎて

静かに 漂えば
懐かしさこの心揺らめきます
天に星 地には華 私には貴女がいて
抱き寄せて 接吻けて
微笑み交わして

嗚呼…風に抱かれて 愛は彼方へと吹く
ふいに仰いだ昊に 包まれて流され

そっと髪を靡かせて
背を向けた貴女からは
あの日々の香りがして
泪(なみだ)頬を伝う

風に抱かれて 愛は彼方へと吹く
ふいに仰いだ昊は 眩しすぎて

もっと 傍に 居られたなら
もっと 早く 気付いたなら
指を 絡め 離さないまま
永遠に生きて
風に 抱かれ
愛は 消えて行く

光る風に抱かれて 愛は彼方へと吹く
ふいに仰いだ昊は 淡色に染められて

夢の吹く頃 薫る華が散る頃
瞳綴じれば今も 貴女が居て
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