カーテンコール

2杯目のビールを飲み干した、あなたは
泪も一緒に飲み干すように空を仰いだ
振り出しに戻るさ、とつぶやいた
寂しげな今の背中を向けて

6弦が切れても弾いてたギターは
今どこにあるの

神様が応援してくれなくても
僕だけは側に居てやるさ
神様にシカトされても
声枯らして背中に言葉投げてやる

バイトして買った黒いレスポール
可能性だけを信じてた、僕たちは
苦しみですら、笑顔にしていた
悲しみですら、唄にしてた

切れた弦なら張り替えればいいさ、そうだろ

神様が遠くに離れても僕は
いつだってそこにいるから
幕を降ろそうとも僕がカーテンコールで
あなたをもう一度 呼び出すよ

神様が聴いてくれなくても
僕だけは最前列に居てやるさ
幕を降ろそうとも僕のカーテンコールで
あなたの声聞かせて そのステージで
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